フェイキックIOL(Phakic IOL)
フェイキックIOL(Phakic IOL)とは・・・
フェイキックIOLは、ポリメチルメタクリレート(PMMA)という素材で出来た人工のレンズ(生体適合性が非常に良いといわれている材質)を角膜と虹彩の間(前房)に挿入することにより、光の屈折を変えて近視や遠視を矯正します。
人工レンズ↓(有水晶体眼内レンズ)の厚さを調整して、視力を矯正します。

簡単に説明すると・・・
フェイキックIOLとは、目の中にコンタクトレンズのようなレンズを挿入して矯正する手術です。
「永久コンタクトレンズ」と考えると想像しやすいです。
フェイキックIOLは、角膜の厚さや近視の度数と関係なく手術することができます。レーシックでは矯正出来ない最強度近視でも治療が可能です。
参考>フェイキックIOLについて
<フェイキックIOL(Phakic IOL)の流れ>
1.2週前までにレーザーを使って、虹彩に穴をあけます(虹彩切除術)。
手術後に眼内の水の流れが悪くなって眼圧が上昇するのを防止するための処置です。
レンズを入れるための切開創は5〜6mmです。
処置後1週間以内に眼圧検査、診察が必要になります。
2.局所麻酔をした後、強角膜(白目と黒目の間の部位)を切開し、レンズを挿入し、虹彩に固定します。その後、縫合して終了です。
手術時間は約30分です。
3.乱視が強い場合は手術後、数週間以内に抜糸する。
術後1ヶ月程度で切開創はほとんどわからなくなります。
フェイキックIOLの手術は、白内障手術を応用した視力回復手術です。
白内障治療では白濁した水晶体を取り除きますが、フェイキックIOLはこれを応用し、水晶体をそのまま残し、近視や乱視を治すための眼内レンズを挿入する手術です。
手術工程が施設によって違うようですので、フェイキックIOLを希望の方は医師の説明を良く聞いてからご検討下さい。

画像協力:神戸クリニック
<フェイキックIOL(Phakic IOL)は、以下のような方に適しています>
・角膜の厚みが不足している方
角膜の厚みが足りなかったり、近視が強くレーシックを受けられなかった方も、検査結果によっては、フェイキックIOLを受けることが可能です。
・強度近視の方
フェイキック IOLは、レーシックでは治すことが難しい強度近視の場合でも治療が可能です。
<フェイキックIOL(Phakic IOL)の特徴>
メリット
・角膜が薄い方でも可能。
・最強度近視でも可能。
・手術後に万が一問題が生じた場合でも、レンズを取り出すことで、眼の状態を元に戻すことも可能。(手術の成功・失敗は別)
デメリット
・レーシックに比べ、情報が少ない。
・高度な医療技術が要求される手術のため、国内で認定されている執刀医(フェイキックIOL挿入術を行う医療機関)が非常に少ない。
・レーシックに比べ、費用が高い。
<フェイキックIOL手術の適応>
・近視の度数が-3.0D以上-23.0D以下。
・乱視の度数が-7.0D以下。
・矯正視力1.0以上
・年齢20歳以上
・医師の説明を理解していること
・眼の病気(角膜・瞳孔・虹彩・ぶどう膜・網膜の疾患・白内障など)がない
フェイキックIOLの人工レンズは、海外に注文するなどで手術前に内金(レンズ代)が必要になる事が多いです。
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